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今の生成AIの使い方では、顧問先の付加価値は生まれない

今の生成AIの使い方では、顧問先の付加価値は生まれない

9月11.12日の「会計事務所博覧会2025」に出展して、いろいろな会計事務所の方や金融機関の方、既に当社とお付き合いのある税理士の方は当社のブースにお越しになり、情報交換をしました。

今回のタイトルである「生成AI活用」は会計事務所の生命線になるかもしれません。

そう感じたのには理由があります。それはいくつかの会計事務所や金融機関の方から博覧会で直接聞いた話です。

●生成AIが波及する自分たちの業務が楽になると同時に、付加価値を出さないとやばくなる

●これまでMAS業務(経営支援)には消極的だったが、そうも言っておられない状況だ

●生成AIでコンサルティングをする場合、どんな形式になるのか教えて欲しい。うちの事務所は各方面で生成AIに詳しい事を今のうちからブランディングしたい。

金融機関の方からは、

●AIで事業計画書の素案が迅速にできれば、融資の稟議も早くできる

●自分達は生成AIを使って業務ができないから、無料版の範囲で事業計画などのアドバイスもしたいのだが・・・

今回の会計事務所博覧会のメインテーマに、多くの方が興味を持っているのです。

しかし、思いとは裏腹に「効果的な生成AIの使い方」ができてない会計事務所も多く、さらに中小零細企業の経営者にも、まだまだ意識が低い方が多いのが、日本の実情です。

 

1,Google検索の延長線上の使い方では効果薄

「うちの事務所は生成AIをいつも使ってますよ」

ある税理士所長がこう胸張っていました。で実際の使っている内容を聴いていと、単発プロンプトで、知りたい情報を生成させる事はほとんどでした。

これなら「Google検索の延長線上」で、「検索サイトのバラバラの情報が整理されて見れるから、楽だ」程度の感覚です。

生成AIは生成AIたる所以は「推論」する事です。

いろいろな情報を与え、こちらの目的に沿うようなプロンプトを絞り込み、生成AIが回答を出す。

しかも段階的に学習させながら行う事に効果があるわけです。

ですが、多くの場合「単発プロンプト」でAIが何らかの答えを出す事で満足したり、納得している。

これだと、いずれ顧問先経営者も単発プロンプトでいろいろな課題解決で生成AIを使うようになると、会計事務所に生成AIの使い方を聴くことはなくなります。

会計事務所が使う生成AIは自業務の簡素化やパターン化、時短には有効でも、「経営支援業務」では、いまいち評価されないのです。

我々が口を酸っぱくするほど、会計事務所に伝えているのは生成AIのプロンプトは「単発プロンプト」ではなく、「チェーンプロンプト」や「Chatリレー形式」のプロンプト技術です。

この技術がなければ、生成AIの経営支援での活用も成果も表面的なものでしかありません。

この辺りのノウハウも今後、ご紹介していきましょう。

 

2,中小企業経営者が生成AIに本気で取り組まない理由

もう一つの課題が中小企業経営者も生成AIの活用にそこまで前向きではない方が多いという事です。

確かにハルシネーション(事実に基づかない情報)とかセキュリティがどうとか、どうせ一過性のブームだろうとか、いろいろ使わない理由はあります。

しかし、これはお分かりの通り一過性のブームではなく、イノベーションです。

1995年にマイクロソフトのWindows95が出て、一気にパソコンでのビジネス活用が当たり前になりました。

2000年代、アップルからiPhoneが出て、通信手段も何かも変わりました。

この生成AIはそれ以上に大変革だと指摘する識者もいます。

なのに、多くの中小企業経営者は

⑴有料版機能を社員全員が使うと、コストが高い(無料版は精度が低い)

⑵学習されないかセキュリテイが不安だからしない

⑶プロンプト(指示文)をイチイチ考えるのが面倒

⑷独自のカスタムChat(MyGPTs)の設計の仕方が分からない

⑸AIを業務の仕組みに入れず、調査程度しか使っていない

こんな状況なのです。

しかし、こういう中小企業経営者の本音は違うところにあります。それは

⑴社長に知識がないから導入に後ろ向き(分からないからやらないというネガティブな選択)

⑵AIを使おうとしない社員の「訳知り顔」の反対意見に屈している

⑶大企業は導入していても、知ってる他社もまだ手付かずだから安心している

⑷AIを使わないでも、何とかやっていけるという根拠なき慢心

⑸スマホやWindows95が一気に変えた世界以上の大変革なのに、感度が鈍い

会計事務所は自ら生成AIを使うだけでなく、こういう経営者にも「生成AIの必要性と有効性」を説く責務があります。

会計事務所が顧問先経営者と一緒に生成AIを使って、一緒に経営を前に進める姿こそ、今後の会計事務所の在り方だと思うからです。

 

 

3,税理士・監査担当者が生成AIで経営支援を行う基本姿勢

では、会計事務所が生成AIを使う基本姿勢とはどういうものか?

ここでは経営支援などの付加価値づくりに関して考察したいと思います。

現在当社も4つの会計事務所に対して定期的に生成AIを活用した経営支援技術指導をしています。

そこでも行っているのは

⑴生成AIの成果を出す為のプロンプト技術とヒアリング技術

⑵月次試算表分析、決算書分析などの過去分析

⑶SWOT、KPI、経営計画や商品開発、顧客提案などの未来分析

⑷事業承継、人事評価、人材育成などでのAI活用

生成AIで単発プロンプトを使っても、それなりの回答は出してくれますが、やはり精度が低い。

それはプロンプトの質に直結した「ヒアリング能力」です。

「生成AIにはヒアリング能力は関係ないだろう。AIが考えるのだから・・」と思っている方は、おそらくいつまでもAI活用レベルは上がらないでしょう。

と言うのも、プロンプトに入れる情報はより詳細でより段階的でよりリアルな表現が求められるからです。

一般論の生成でよけれ、そこまで神経質にならなくてもいいでしょうが、所詮一般論の範囲の生成しか出ません。

だから、生成AI活用を監査担当者に教育したければ、「ヒアリング能力」と並行する事が望ましいのです。

 

4,生成AI時代に変わる会計事務所業界の勢力図

生成AIを使う事で、様々な業界で勢力図が変わると痛感します。

会計事務所の場合、プロンプトが上手くて、経営者の様々なニーズに即AIで答えられる若手の会計事務所にも大きなチャンスがあります。

反面、歴史のある中規模の会計事務所で生成AI活用がいまいちのところは、良い顧問先や若手経営者の顧問先から見限られる事が増えます。

そして、超大手の会計事務所は生成AIとのパッケージで様々な提案を行い、中規模以上の有料顧問先を高いフィーで獲得していきます。

と言う事は生成AI活用に消極的な会計事務所には、低価格の顧問料で、高齢化した経営者で、小規模で、未来が見えない零細企業ばかりが顧問先になり、事務所生産性も低く、賃金も上げられず、よどんだ事務所風土になっていく「負のスパイラル」が待っているかもしれないです。

これが戯言か虚言か真実かは、数年後に分かるでしょう。

だから、職員が数名から数十名規模のいわゆる「普通の会計事務所」こそ、生成AIで差別化を図る必要があるのです。

生成AIを使い、かつ教える事で、これまでの顧問料単価を上げる事も出来るし、顧問先の業務効率化にも貢献できます。

そのような会計事務所なら、良い顧問先は絶対、放しません。

このパラダイムシフトを傍観者としてみて、他人が動きだしたら動く「レイトマジョリティ」になるか、他人より先に動いてリスクも取りつつ市場を取る「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」になるかは、所長次第です。

 

 

何故、これから「生成AIコンサルティング」をしないとやばいのか?

何故、これから「生成AIコンサルティング」をしないとやばいのか?

9月11.12日に東京の浜松町の都立貿易産業センターで「会計事務所博覧会2025」に出展しました。

会場には2日間で1200名超の来場者があったようです。

当社のブースでも40名近くの方が立ち止まり、当社の「経営ナビAI」のデモを見てもらいました。

生成AIで経営コンサルティング業務が簡単になることや、生成AIからの質問に答えるだけで、ある程度のコンサルティング成果物ができる事実を見てもらったのです。

そして数名の税理士や職員から

「もう、こんな時代ですか。いよいよ差別化とか付加価値に生成AIに取り組まないとやばいですね」

みたいな言葉を頂きました。

実際に「経営ナビAI」をリリースして以降、随時新たな目的別AIを追加していますが、その度に「このテキストスタイルレベルでも生成AIはどこまで進化するのだろうか」と自ら疑問に感じる事があります。

そこで今後の経営支援やコンサルティングでは「生成AIコンサルティング」が不可欠になることは容易に想像できる訳です。

会計事務所博覧会の来場者でも、その後の当社のzoomオンラインサロンの参加者からでも質問されたことは

「コンサル業務のほとんどが生成AIでできるようになると、我々はどこに存在価値を見出すべきか、嶋田先生はどう考えてますか?」と。

そのカギとなる考え方を紹介します。

1,通常のコンサル業務、経営支援業務は生成AIが担当

もう既に多くの方がお分かりのように、通常のコンサル業務や経営支援、各士業の専門知識は生成AIで対応できます。

経営者も普通にChatGPTやGeminiを立ち上げて、どんどん質問をしています。

これまでなら、「先生、〇〇の場合どうしたらいいですか?」と専門知識や経験値をコンサルや税理士に聞いていました。

しかし、まずは生成AIで自分で調査するので、イチイチ専門家に聞かなくても同等以上の答えを社長自身で探索できます。

また、経営者がChatリレー形式のチェーンプロンプトを学習すれば、より精度の高いコンサルティングアウトプットを自ら出すので、コンサルタントのアドバイスは不要になります。

下記は私が既に開発し、企業コンサルティングの現場で使っているチェーンプロンプトの数々です。

ここには、段階別の細かいプロンプトがあります。

これを使えば、ここに書いているコンサルティングなら、短時間で第1次回答が生成されるのです。

250830_生成AIプロンプト資料類一覧63.jpg

 250917_チェーンプロンプト一覧.jpg

 

2,生成AIを使いこなす、プロンプト開発コンサルティング

しかし、まだまだ現実にはこういうプロンプトを自由自在に操れる経営者はいません。

多くの中小企業ではプロンプトの「プ」の字も知らない幹部や社員が多い。

だから、精度の高い生成AIを使うには、プロンプト技術を教える必要があります。

だから当社では「生成AIプロンプト研修会」を各企業や会計事務所で数回行います。

プロンプト設計の基本公式を教えた後、実際にダミーで設計した生成AIカスタムChatがどう動くかを確認してもらいます。

すると、プロンプト設計のどこがどう不足していたから、思った生成物ができなかったのかが分かります(これまではそれをSEやプログラマーがコーディングをしながらしていたのでしょう)

このプロンプト設計技術の裏側を教えるのは、ノウハウだから「経営ナビAI」のベーシックコース以上の会員にしかできません。

しかも有料で。

進め方としては、経営者や幹部から「業務効率化したい項目」を上げてもらい、テキストレベルの生成AIをどう使えば的確な第1素案ができるのか検討します。

そして、その中からできそうなもののプロンプト設計を私と一緒になって設計のトライ&エラーを繰り返しながら、チェーンプロンプトを作ります。

この過程で経営者も幹部も「チェーンプロンプト」のコツを理解するようです。

 

3,生成AIが出した回答の判断業務がコンサル業務

実際に生成AIを活用して、いろいろな回答を経営者は出していきますが、

●その生成AIの回答がそのまま自社に使えるのか?

●その回答は果たして正しいのか?

●生成AIの回答をヒントにして、実際にどういう事をすべきか?

と、鵜吞みにする前に経営者は考えるものです。

そこに生身の人間としてのコンサルタントの付加価値が生まれます。

それは経営者が出した生成AIの結果を「判断」することです。

「判断」とは

●その回答結果がクライアントの現実に合うのか

●その回答結果を実施した場合のメリットとリスク

●その回答結果を経営者はどこまで本気か

●その回答結果を自社風に落とし込むためにカスタマイズ

です。

ここにはまだまだ生身の経営コンサルタントや経営支援の税理士の付加価値はありそうです。

 

4,生成AI時代こそ、経営者のメンター機能が付加価値になる 

前述したように、これからのコンサルタントや税理士の本当の付加価値は「メンター機能」としての経営顧問になることです。

生成AIでなんでも答えが出る時代だからこそ、安易な判断にならないように熟考する為のヒントを会話を通じて見つける必要があるのです。

その会話は人間同士の会話です。

その会話スキルとはコーチング機能を持ち、ロジカルシンキングでの深堀質問ができる事、そしてしっかり傾聴する事です。

実はこういう基本的なコミュニケーション力が改めて見直される時代だと思います。

生成AIを使いこなし若手や専門家はどんどん増えますが、経営者の人間心理が分かり、安心して自己開示できる相談ができる相手こそ、生成AI時代に必要なスキルかもしれません。

 

「生成AIコンサルティング」とは、「プロンプト開発指導」「メンター機能」を指します。

この2つのスキルを学ぶには当社の「経営ナビAI」の活用と「RE嶋田塾」での学習を強くお勧めします。

「RE嶋田塾」は、12のコンサルタント技術や事例と生成AIプロンプトを修得するコンサル・税理士向けのサブスク塾です。

https://store.re-keiei.com/pages/re-shimada-course-2

 2026年初夏「生成AIで経営効率化事例集」出版。共著者としてブランディングしませんか?

2026年初夏「生成AIで経営効率化事例集」出版。共著者としてブランディングしませんか?

生成AI活用コンサルティングはこれから数年ニーズも増えて、この分野に精通しないとそれ以降のコンサルティングビジネスや経営支援での差別化は難しくなりそうです。

今、弊社にはいろいろな方面からの生成AI絡みの講演依頼や、勉強会依頼が増えています。

それだけ経営者も士業の方も興味が高い事がうかがえます。

生成AIのノウハウや一般的な使い方などの関連本はどんどん出ていますが、「コンサルティングチェーンプロンプト」などを公開した「経営支援用の生成AIノウハウ」を出しているところありません。というか出せない。

何故なら、そこがコンサルティング会社のマネタイズポイントになっているからです。

そこで、「なんでも無料公開するRE経営(笑)」では、各種の「経営支援コンサルティングチェーンプロンプト」と「そのプロンプトからの生成物」「その生成物の経営の活かし方」まで公開する生成AI本を出版しようと思います。

今回の「RE嶋田塾マスターコース」では、私のこれまでの生成AIノウハウを全部、移殖し、経営ナビAIを使って経営支援する事例を出版する共著者(2026年度マスターコース)を募集します。

これまで下記の共著をマスターコースに入会した方は出してきました。

マスターコースとは10か月間、毎月半日、私との特別なセッション研修を受けてもらいその集大成として下記のような事例本を出版し、マスターコースのメンバーのブランディングにしてもらうものです。

250912_共著本.jpg

今回はこれらの全ノウハウを含んで「生成AIコンサルティングチェーンプロンプト」「Chatリレー形式」を使ったノウハウと事例の出版です。

1,生成AI活用コンサルティング本を出版するメリット

今、生成AIを経営に活用したい経営者が増えていますが、どこからどう手を付けていくかまだまだ分かってない方がほとんどです。

そこに弊社の経営支援専用AI「経営ナビAI」を活用して、経営者の眼の前で必要な表や生成物を出していくと、多くの経営者や士業の方が驚かれます。

その生成AIを使ったコンサルティングノウハウと事例を本にする事で、「この先生は生成AIを使った経営支援のエキスパートだ」というブランディングができます。

誰でも口では生成AIの使い方やノウハウは言えますが、「出版物」にして、見込み客や関係者に手渡す事で一気の専門家という位置づけになります。

もしあなたがいまさら「経営支援の〇〇分野の専門家としてブランディングがはできない」とあきらめているなら、生成AIで一気に他者を出し抜く事は可能です。

それだけのパラダイムシフトが起こっているのです。

またこの共著本は10か月間、私がサポートしながらコンサルティングノウハウ指導や事例指導、記事指導をするので、初めて出版される方でも安心です。

(これまでのマスターコースのメンバーも皆さん初めて出版される方ばかりでした)

この書籍出版に一番のメリットは「生成AIのセミナー・講演受注がしやすい」と言う事です。

「生成AIの専門家」として書籍実績があれば、取り敢えず講師PRはとてもしやすいでしょう。

講演やセミナー依頼さえあれば、その後の見込み客開拓やコンサルティング受注提案のケースも増えます

 

2,2026年RE嶋田塾マスターコースになるメリット

ではこの「2026年度RE嶋田塾マスターコース」になるとどんなメリットがあるのか?

⑴専門書出版と10か月間の嶋田からの指導で、「生成AI活用コンサルタントとしてブランディング」ができる

⑵2025年12月or2026年1月から10か月間、毎月1回(半日)zoom研修で「経営支援の生成AI活用基礎学習」「生成AIコンサルティングチェーンプロンプト」「事例の添削と指導」を実施(参加できない場合は動画もあり、個別に2時間zoomも行っています。

⑶毎回、RE経営が保有している「コンサルティングチェーンプロンプト」や講義用レジメ(PowerPoint)、動画データを提供

⑷2026年5~6月くらいに「生成AIコンサルティング事例集」を出版(各マスターは担当する目的別生成AIコンサルティングの2~3つの事例を執筆担当。執筆チェックは随時実施)各マスターに100冊を配布。

 ①各マスターには下記の「チェーンプロンプト」「Chatリレー形式プロンプト」から、2~3の指導ケースと生成事例を執筆してもらいます(マスターメンバー数で異なります)

 ②取り扱いテーマが重なった場合は抽選で決めます。

 ③出版の体裁はこんなイメージです。

  第1章 生成AIでの経営支援のポイント(RE-経営 嶋田)

  第2章 生成AIチェーンプロンプトの設計図(〃)

  第3章 生成AIコンサルティング事例(マスターA)

      ●各マスターは経営ナビAIの目的別AIから、得意なジャンルを2~3つ選択して、プロンプトと回答の途中段階の画像と、その過程のドキュメント、ストーリーを執筆

  第4章 生成AIコンサルティング事例(マスターB)

       ●各マスターは経営ナビAIの目的別AIから、得意なジャンルを2~3つ選択して、プロンプトと回答の途中段階の画像と、その過程のドキュメント、ストーリーを執筆

  第5章 生成AIコンサルティング事例(マスターC)

       ●各マスターは経営ナビAIの目的別AIから、得意なジャンルを2~3つ選択して、プロンプトと回答の途中段階の画像と、その過程のドキュメント、ストーリーを執筆

  第6章 生成AIコンサルティング事例(マスターD)

       ●各マスターは経営ナビAIの目的別AIから、得意なジャンルを2~3つ選択して、プロンプトと回答の途中段階の画像と、その過程のドキュメント、ストーリーを執筆

  第7章 生成AIコンサルティング事例(マスターE)

       ●各マスターは経営ナビAIの目的別AIから、得意なジャンルを2~3つ選択して、プロンプトと回答の途中段階の画像と、その過程のドキュメント、ストーリーを執筆

 ④本のイメージは左に生成AI画像(チェーンプロンプトプロンプトと回答)、右に説明コメントという形式で画像中心の本です。

 ⑤総ページは200ページ前後でA5判の通常サイズです。

 ⑥各マスターの紹介ページもあります(各マスターの強い分野、過去の実績、今後生成AIでどんな活動をするのか、セミナー講演依頼につながる得意セミナータイトル一覧、

 

⑸「生成AIコンサルティング事例集」出版で、見込み客開拓、講演依頼、知名度向上

 関係先や見込み先,講演主催者、金融機関、団体などに「生成AIの専門家」としてPR可能。

 またアマゾンやGoogle検索で著者としてweb上でセルフブランディングができます。

 ブログ、メルマガ、SNSに「生成AIコンサルティングの専門家」として、コンテンツ掲載がしやすくなります。

 出版自体で印税などは期待できませんが、専門書の著者としての価値はまだまだ出版にはあります。

⑹2026年5月~6月に「生成AIコンサルティング事例集出版記念セミナー」開催。東京会場とzoomで開催。各マスターは一部講義を担当

⑺各マスターが講師となり、マスター主催セミナー企画を実施。RE経営嶋田がゲストスピーカーとして協力(セミナーパンフデータや講演テキストデータはRE経営から提供)

⑻提供する「コンサルティングチェーンプロンプト」と「Chatリレープロンプト」は下記です。随時コンサルティングプロンプトは追加されます。

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3,2026年RE嶋田塾マスターコースになる条件

●今回のマスターコースはコンサルタント、税理士、社労士、士業、経営者、保険パーソンが対象です。

●募集人員は最大6名(最小4名)

RE嶋田塾の塾生であること(月会費1万円のコンサルノウハウサブスク塾)※未加入の方は入塾が必要です。

https://store.re-keiei.com/pages/re-shimada-course-2

経営ナビAIのテナントであること(テナントのコースは問いません)※未加入の方は登録が必要です。

https://keieinaviai.info/

●マスターコース受講料(出版費用込み)は個別面談でお話します。良い軽自動車程度はかかります。出版ができて、ブランディングができて、私の生成AIノウハウが全部提供されるので、リーズナブルだとは思います。

 RE嶋田塾2026年度生成AIマスターコースのプログラム

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ご興味のある方は、弊社までメールでお問い合わせください。

私とzoom面談をしていただき双方納得してから、お申込み頂きます。

なお、既定人員になり次第、募集は終了します。

社福で生成AIプロジェクト始動

社福で生成AIプロジェクト始動

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人事評価制度コンサルティングで3年契約でコンサルティングしている社会福祉法人で「生成AIプロジェクト」が始まりました。

これは先方経営者からの要望で「生成AIを幹部中心に法人で導入したいが、どうすべきかAtoZで教えてくれませんか?」と依頼がありました。

当然、毎月相当額の人事評価コンサルティング顧問料をいただいていますが、更に「生成AI活用プロジェクト」の顧問料が追加されます。

それでも経営者は生成AIを使って、業務の効率化を図りたいと考えているのです。

どうやって進めるのか?

1,何故、この社福は生成AIに前のめりになったのか

1月から人事評価コンサルティングの依頼を受けて、毎月1回終日指導をしています。

多種多様な職種がある社会福祉法人です。

人事評価も職種別に細かく作成し、その採点判断に使う行動基準まで具体化しています。

この職種別の人事評価と採点判断の行動基準も、経営者や役員と一緒に生成AIを使ってスピーディーに作成しています。

私から必要なチェーンプロンプトを提供し、経営者役員の眼の前で人事評価の職種別の詳細な判断基準が生成されるのです。

経営者も役員もその生成AIの使い方とチェーンプロンプトでの成果物を毎回目の当たりにしているので、「他の業務でも生成AIが使えるし、そのまま先生(私)にお願いする方が、法人の状況も分かってくれているので効果的だ」と思ったようです。

だから、何でもいいから生成AIを使ったコンサルティングを経験させれば、経営者は社員にもっと生成AIを勉強してもらい、業務改善や効率化が進むのではと思うのです。

 

2,生成AI活用プロジェクトとは、どういうスケジュールでどんなゴールを目指すのか

この生成AI活用プロジェクトは6回コースで年内に終わらせる予定です。

毎回4時間のプロジェクトです。

基本的なスケジュールは

1回目

1 生成AIの基本講義

2 経営ナビAIを各自に装着    
    ⑴ ID PW 発行
3 経営ナビAIで「新規Chat」経験    

4 経営ナビAIの「作業手順書AI」を使い、各参加者の必要業務をアウトプット    

2回目
1 経営ナビAIでこの1か月経験した内容を報告(プロジェクターに各自投影して説明)
2 現場業務効率化の洗い出し
3 非効率業務を生成AIで改善するアイデア出し⑴
4 目的業務効率化をAIで「手順書作成AI」のプロンプト開発⑴

3回目
1 求人票AI作成経験
2 非効率業務を生成AIで改善するアイデア出し⑵
3 目的業務効率化をAIで「手順書作成AI」のプロンプト開発⑵
4 カスタムChatプロンプト設計図の解説

4回目
1 目的別生成AIのカスタムChat設計図作成
2 カスタムChat設計図の仮説検証作業
15:00 管理者勉強会
リーダーシップ10ポイント

5回目
1 各部門の新規の取り組み、新企画の洗い出し
2 各部SWOT分析AIで、強みを生かした戦略を立案
3 新規の取り組み、新企画のカスタムChat設計図作成
4 カスタムChat設計図の仮説検証作業

6回目
1 生成AI活用状況、生成成果物の報告
2 これからの生成AI活用の計画

このプロジェクトでは「経営ナビAI」の利用が前提条件になっています。

そうしないと無料版は直ぐトークンオーバーになるし、セキュリティがない。

また有料版はコスト面や管理面が不安。

「経営ナビAI」なら、普通にChatもできるし、内蔵プロンプトの目的別AIも業務に使えるので便利なのです。

この社福では経営ナビAIのビジネスコース(月額49000円(税別)で20名が参加。1人当たり2500円程度)に入ってもらってます。実際にChatGPT有料版より低コスト。

 

3,生成AI活用プロジェクトをクライアントに提案する時のコツ

経営者の多くは「生成AIには興味はあるが、どう導入すべきか」よく分からないという方が圧倒的に多いのです。

そこで、取りあえず「生成AI勉強会」を提案して、生成AIで何ができるか基本的な事を講義やChatGPT、Geminiを経験する「社内勉強会」を提案します。

これは無料でも低価格でも結構です。

そして、そこでアンケートを取り、参加者が生成AIに活用に興味があるという事実を取り付けて「生成AI活用プロジェクト」(期間が6日月)を提案します。

経営者も「幹部や社員が興味がない事」「取り組みたいと思わない事」を無理やり導入させたくないものです。

だから、そのアンケートは肯定的な意見が出るような誘導型アンケートにします。

この進め方は下記のブログに詳細に書いています。

https://re-keiei.com/blog/consultant-office/2279-2025-9-8-ai.html

最近「生成AIの基本勉強会」で使用しているテキスト

250911_生成AI基礎勉強会レジメ.jpg

 

先ず関係先や見込み先の経営者に「生成AI基本勉強会」を提案しましょう。

今なら、かなりの確率で受け入れられるはずです。

 

経営ナビAIに加盟する方には、上記のテキスト(PDF)や講義動画をプレゼントします。

経営ナビAIの詳細はこちらから

https://keieinaviai.info/

生成AI勉強会受注から経営顧問へのマネタイズ  編集

生成AI勉強会受注から経営顧問へのマネタイズ 編集

 

コンサルティングプロンプト研修会でもいろいろな「コンサルティングプロンプト」とその生成物も公開しています。

ここまで生成AIでコンサルティングの成果物の第1次素案が簡単にできてくると、コンサルタントのマネタイズはどんどん変わってきます

ただこういうプロンプト技術を学習したり、精度向上を図っているのはまだまだごく一部で、多くの中小零細企業はプロンプトの「プ」の字もよくわかっていません。

経営者の「生成AI活用ニーズ」は高いのですが、問題は「生成AIを何からどう導入すればいいか分からない」という事です。

ChatGPTやGeminiの無料版は個人で使っているものの、個人任せではセキュリティも心配だし、全員に有料版を使わせるとコストもバカ高くなります。

実はそこにコンサルタント業界の新たなマネタイズがあるのです。

コンサルタントは基本的な生成AIの知識と活用スキルさえあれば、そこに新たなコンサルティング受注が生まれるという事です。

では実際にどうすべきか?

 

1,生成AIと活用勉強会を提案

先ず、コンサルタントや士業が講師となり、生成AIの基礎的な学習をしてもらい生成AIに興味を持つことが大前提です。

興味さえあれば、どんどん知識は入ってきます。

私自身も2024年8月に「これば生成AIを真剣に学習しないとやばい」という危機感から、ある生成AIのオンラインセミナーに参加。

その後、セミナーで学んだプロンプトの基本公式を自分のコンサルティングのアウトプットに当てはめて、トライ&エラーを繰り返しました。

そこから3か月で、「チェーンプロンプト」でこれまで私自身が実践してきた多くのコンサルティングの素案ができる事を体感しました。

そのあたりから、関係先の企業や会計事務所の「生成AIの基礎勉強会」の提案実施をしてきました。

その結果、複数の会計事務所では「生成AI継栄塾」を開催をして、更に講演会やセミナーの機会も増えました。

そして、その講演会やセミナーに来た中小零細企業の経営者が「自社で社員向けに生成AI勉強会をしてほしい」と書くようにアンケートを準備します。

すると、複数の企業がその項目に〇をつけるので、後はアポをとって社内生成AI勉強会を行うだけです。

つまり「生成AIの社内勉強会」のニーズが高いという事です。

この後のバックエンドを考えると、この「生成AI社内勉強会」は低価格でも受注しましょう。

 

2,取り合えず「生成AI導入6か月プロジェクト」を提案

単発の「生成AI活用社内勉強会」を実施した時に必ずアンケートを取ります。

そのアンケートには「今後生成AIをどう使いたいか」「今日のカリキュラム以外に生成AIについてどんな事が知りたいか」「実際の業務にどう生かしたいか」などの質問を入れて、記入後提出してもらい回収します。

そのアンケート結果を勉強会後に経営者と確認して、「社長、取り合えず6か月位の生成AI導入プロジェクトをしましょう。プログラムと費用を書いた企画書を出します。」と言ってアポをとります。

一度生成AIの勉強会をした経営者としては、それだけでは何も前に進まない事は分かっています。

そこで、実際に生成AIプロジェクトをコンサルタント主導で進めてもらう事は快諾しやすくなります。

更に6か月間という限定なので、費用もそこまで心配いりません。

この6か月間企画書は生成AIで書かせることもできますが、この6か月間は次の経営顧問受注の為の布石でもあるので、次につながる要素を各カリキュラムに入れる必要があります。

6か月間スケジュールの考え方は

1か月目・・生成AIを知る(生成AIの設定、特性や生成されるテキスト、画像、動画、音楽)

2か月目・・生成AIを使う(単発プロンプトの出し方、チェーンプロンプトの出し方、追加指示の仕方)

3か月目・・業務効率化の課題整理とと生成AIでできるプロンプト開発(MyGPTs経験)

4か月目・・各部門の課題AIのプロンプト開発と成果事例報告と検証

5か月目・・生成AIで業務マニュアル、引継ぎパターン、職務基準、求人票作成

6か月目・・カスタムChat(MyGPTs)の設計と検証

私の場合は「各部門の業務効率化」「業務標準化のパターン化」「キャリアパス」「スキルマップ」などの社員の未来に関わるテーマを6か月プログラムに入れて、そういう未来を実現するには、ビジョンづくり、経営計画書作成、SWOT分析分析などの得意分野に誘導する内容をちりばめます。

ただここで問題があります。

その企業の参加者に生成AI無料版を使って、いろいろ生成経験をしてもらうと、すぐにトークンオーバーになり、数時間待たなければなりません。

せっかく気持ちが乗ってきたのに、冷や水を浴びせられるのです。

だからと言って、有料版に参加者全員が入るのはコスト面でも管理面でも問題があります。

もし可能なら事前に弊社の「経営ナビAI」のテナントのなってもらえれば、セキュリティの心配なく生成AIが使えます。

 

3, プロジェクト中に「経営計画」「人事評価」に介入

6か月間で生成AIの活用の仕方が分かっただけでなく、経営判断に使えるようにします。

生成AIプロジェクト中に感じた事、メンバーからの相談内容が経営計画、ビジョン、人事評価に関連した情報を収集しておきます。

そして、その課題整理と解決の為に何がどう必要かを経営者と個別に面談します。

この6か月間の動きの中で「経営計画と「人事評価」に介入できる情報を意図的に集めます。

途中経過として3か月過ぎ当たりで経営者の「進捗報告と今後の課題」を提案する中に、経営計画と人事評価の必要性を記載します。

この時は受注まで行わず、その必要性の訴求だけで結構です。

ただ5か月目が終わる頃に再度、経営者面談を行い、経営計画と人事評価に関する今後のコンサルティング計画書を出します。

事前に根回しと匂わせをしているので、決して唐突感はありません。

そこで延長契約に進めます。

 

4,その後1年間の経営顧問契約に更新

6か月プログラムの終了と同時に、コンサルティング計画書に沿って、1年間の経営顧問契約をします。

経営顧問契約で大事なのは最初の1年です。

この1年間に「コンサルに費用を払ってでも導入してよかった」と思わせなければなりません。

その為には、前述の「経営計画書作成」と「人事介入」は不可欠。

もし決算月が近いならそのまま「年度経営計画書作成」の作業に入ります。

また決算月が過ぎてしまってなら、中期ビジョンづくりに入ります。

また人事介入は「経営計画書や中期ビジョン」の中で、人事評価制度や採用サイトコンテンツコンサルティング、KPI設定、生成AI導入計画を入れる事で、介入しやすくなります。

特に経営計画書作成では「部門方針や部門計画」を作成するので、その時に幹部との個別面談をして、幹部のレベルや意識を把握します。

それぞれの幹部に対してのコンサルとしての見解を適宜、経営者に伝える事で、「幹部人事の黒子役」を目指します。

そういう事を最初の1年間で行い、毎月確実の経営者との個別面談で内容確認をしていれば、2年目も3年も基本的には継続します。

ここで必ず、毎月1回は経営会議の前後の「経営者面談」は必須です。これをしないと意外に短期間で解約されやすいので注意しましょう。

 

こうやって「生成AI勉強会」」から経営顧問につなげていくことが、ここ最近では良いアプローチではないかと思います。

この生成AI勉強会も経営ナビAIを使う事で、進めやすくなります。この仕方も随時開催している「経営ナビAI無料オンライン説明会」でお話しているので、「経営ナビAI」にご興味のある方は是非ご参加ください。

https://keieinaviai.info/free-ai-seminar.html