高度な生成AIや専門性の高い生成AIではなく、広く一般の社員にも簡単に生成AIを使ってもらう目的の為、バランスの取れたChatGPT4oをベースにしています。
チャットとカスタムチャットは何が違いますか?
カスタムチャット設定画面で記載したプロンプトはそのカスタムチャット内においてのやりとりのベースとなります。
また、アップロードしたファイルは学習させるのではなく、回答時に知識として参照されます。
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ここでいうところの学習と知識の違いとは、
本のイメージで例えた場合、内容を全て覚えることを「学習」とすると、現在は辞書のように聞かれたら書いてあるところを調べて回答しているので「知識」と表現しています。
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AIからの回答がイメージと異なります。プロンプトの書き方など、何かコツはありますか?
回答の精度が向上した例をいくつか紹介いたします。
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解釈の余地を持たせるような表現を避ける
プロンプト上でAIに解釈の余地を持たせるような表現を行うと、作成者の意図と異なる動きをする場合があります。
例: 営業ロープレを行うチャットを作成し、5回やりとりしたらフィードバックをするよう定義していました。
実際に利用したところ、フィードバックが行われたり行われなかったり、「フィードバックに進みますか?」と聞かれるなど、ふるまいが不安定でした。
そこでプロンプトの表現を「5回のやりとりの後」としていた部分を「5回目のやりとりの際に」と修正したところ、5回目のAI回答時にフィードバックが行われるようになりました。
このことから、タイミングを指定する際は、具体的な時期を明示する必要があることがわかりました。
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「〇〇しないで」という指示をしない
「〇〇しないで」という指示だと意図したふるまいにならないことがあります。
「〇〇しないで」という行動を防ぐ指示ではなく、「〇〇して」という行動を促す形で作成した方が伝わりやすい傾向にあります。
たとえば、創作された回答を防ぎたい場合などは「創作しないで」よりも、「わからない場合はその旨を返信してください」といった一文を加えると効果があります。
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主語・述語を明確にする
「誰(ユーザー or AI)が何をするのか」を明確に示さないと意図した振る舞いにならないことがあります。
プロンプトで処理の流れを書く際には、主語・述語を意識するとより精度が向上します。
また、AIに対しては命令形式で書くことでより意図した回答が返ってくる傾向が高いです。
(例:あなたは〜〜〜をやって、あなたが〜〜〜を促して)
アップロードしたファイルに対する指示をしたのですが、イメージと違う返答となります
通常・カスタム・経営ナビAIのチャット画面上からアップロードしたファイルに対して何かしらの処理をしてもらいたい場合は注意が必要です。
プロンプトの中で
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アップロードされたファイル〜〜〜
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と記載するよりも
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送信されてきたファイル情報〜〜
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のように記載した方が精度が上がる傾向があります。
理由としては、厳密にいうと経営ナビAIにおけるチャット画面上からのファイルアップロードは、経営ナビAIに対して実際にファイルをアップロードしているわけではなく、アップロード自体は経営ナビAI側に留めておいて、チャット送信時にアップロードされたファイルの中身を文字として一緒に送信しているためです。
下記に精度が向上した際の例を記載しておきます。
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修正前:
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#流れ、プロセス
-ファイルをアップロードする
-アップロードされたファイルの確認項目に対する情報を項目ごとにアウトプットする
-アップロードされたファイルの確認項目に対する情報がない場合は、「該当情報なし」とする
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修正後:
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#流れ、プロセス
- 概要書作成者からのチャットが送られてきた場合には、必ずファイル情報が一緒に送信されてきたか確認してください。
- ファイル情報が一緒に送信されてきた場合は、ファイルのアップロードが完了したと判断し、下記のアウトプットを表示してください。
- ファイル情報から確認項目に対する情報を項目ごとにアウトプットする
- ファイル情報に確認項目に対する情報がない項目は「該当情報なし」とする
- ファイル情報が一緒に送信されてきていない場合は、再度ファイルをアップロードするように促してください。
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ファイルの内容に関する指示を出す場合、ファイル名ではなくファイルの内容に対して指示をしてください。
チャット設定画面でアップロードしたファイルに対し、名前に対して指示するのではなく、ファイルの内容についての指示を出さないと意図したふるまいをしてくれない傾向にあります。
例
その会社がどんな会社であるか記載されてる「社内案内.pdf」というファイルをアップロードし、「社内案内をまとめて」というプロンプトに書いた場合、ファイルの内容を無視した回答を行ってしまいますが、「****会社についてまとめて」と指示を変更したら意図した動きになりました。
・質問の長さ: 各質問に必要なトークン数によります。短い質問であれば1回あたりのトークン消費は少なくなりますが、長い質問や詳細な背景説明が必要な場合はより多くのトークンを消費します。
・回答の長さ: 質問に対する回答もトークン数に影響します。詳細な回答が必要な場合は、結果として多くのトークンを消費することになります。
・会話のコンテキスト: 過去の質問と回答を含めたコンテキストがある場合、その履歴もトークンとしてカウントされます。
一般的には、単純な質問と短い回答の場合、1回のインタラクションで数十から数百のトークンを使用することが多く、1,000,000トークンで数千の質問が可能かもしれません。しかし、具体的な数は個々の質問の内容に大きく依存します。
選択ボタン以外の内容を聞くときの注意点
選択ボタン以外の内容をチャットでAIに質問する際に、意図した答えに近づけるためには、質問の仕方自体をチャットで確認するのも良い方法です。
例えば、「建設業界の最新トレンドや市場動向について教えてほしい。」といった質問内容の場合は、チャットで「建設業界の最新トレンドや市場動向についてChatGTPでリーサーチするためのプロンプトを作って」と書きます。そこで生成されたのが下のリストです。より具体的な書き方をすることで意図した答えを得ることが可能となります。
「2023年の建設業界の主要なトレンドについて教えてください。特に新しい技術やサステナビリティの動向に焦点を当てて分析してください。」
「世界の建設市場で成長が期待される地域や国についての情報を提供してください。また、その理由についても詳しく説明してください。」
「最近の経済状況や規制の変化が建設業界に与える影響について解説してください。」
「建設業界におけるデジタルトランスフォーメーションの具体的な事例を挙げ、どのように業界が変革を遂げているか説明してください。」
「建設業界で注目されている新素材や技術革新について、その利点と実際の応用例を挙げて紹介してください。」
「日本の建設業界が直面している課題と、それに対する最新のソリューションや取り組みについて教えてください。」
「今後の都市開発における持続可能な建設手法について、業界内での最新の考え方やプロジェクトを紹介してください。」
「建設業における労働力不足の問題について、どのような対策が取られているか、または有効であると考えられているかを教えてください。」
「スマートシティやインフラ開発における建設業の役割と、それに関連する最新技術について詳しく解説してください。」
「建設プロジェクトの効率性向上やコスト削減に役立つ最新のソフトウェアやツールについて教えてください。」
以下にトークンの追加に関してご説明します。
基本的にはStripeという決済サイト(利用料金決済のサイトとは別のものになります)にてクレジット決済を行っていただくことで、システムと連動して決済が行われ、すぐに追加トークンを利用できます。
銀行振込等の場合は、手動での確認と設定作業が発生しますので、利用できるまでに数日のタイムラグが発生する場合もあることをご理解ください。
1.管理者権限を持つアカウントでログインします。
2.ログイン後、「利用状況」画面へアクセスします。
3.「利用状況」画面の右上に表示されている「トークン追加」ボタンを押下します。
4.表示されるトークン追加の選択肢の中から、希望する追加トークン商品を選択し、購入手続きを進めます。
銀行振込(請求書払い)をご希望の場合はその旨ごお問い合わせフォームなどでご連絡ください。
残念ながら画像等の生成には対応していません。個人のChatGPTやその他の画像生成サービスをご利用ください。