6月14日(土)に終日「生成AIコンサルティングプロンプト研修」が開催され、無事終了しました。
今回はコンサルタント、公認会計士、税理士、また税理士向けサービスを行う方等16名の参加でした。
今回もクロスSWOT分析、KPI監査、経営計画書、事業承継10カ年カレンダー、業務チェックリスト、スキルマップを弊社が用意したチェーンプロンプトに、詳細情報を入れてもらい、生成する作業をしてもらいました。
改めて、「チェーンプロンプト」の威力を感じてもらえたようです。
先日、長年MAS指導をしている税理士法人で第2回目の「生成AI継栄塾2回目」開催しました。
今回は「事業承継を生成AIで創る」をテーマに、参加した10名弱のこの税理士法人の顧問先企業の経営者や幹部に生成AIを体験してもらいました。
もともと、弊社が通常クライアントに提供している「事業承継10カ年カレンダー作成」や「社長から後継者への職務権限移譲計画作成」コンサルティングを、生成AIを使って、『より簡単に、より手早く作成しよう』という趣旨です。
だから受講者にはWi-Fi環境でノートPCを用意して、そこに実際に入力してもらいました。
受講者の反応もすこぶるよく、喜んでいました。
ではどういう内容で行ったのか?
今回初めて参加される方もいるので、現在の生成AIの状況や経営管理にどのように使うかの講義をテキスト(パワーポイント)20ページをモニターで見せながら解説。
参加者には事前にプリントを渡しているので、それを見ながらの講義受講です。
ここでは主にテキスト型の生成AIで経営の各機能の中で何ができるのか、事例を解説しました。
しかし、多くの参加者は「へー、そうなのか」程度の意識でまだピント来ません。
この手の生成AI研修は実際にChatGTPを立ち上げ、適切なプロンプトを入れて、どんなものが生成されるかを体験しないとなかなか伝わらないものです。
ただ、生成AIの活用の未来(すぐそこまで来ている未来)の話をしたとき、受講者の顔色も真剣そのものに代わりました。
例えば
⑴生成AIを使う事で人件費やアウトソーシング費用が激減する事
⑵新規事業、商品開発からマーケティングまでのツール作成や開発の短期間化で受けるメリット
⑶定年の高齢社員が持っている「暗黙知」のノウハウが継承されない技能を生成AIで「形式化」できる事
⑷社員教育が簡単になり、中小企業でも人材育成の仕組みがお金をかけず構築できる事
⑸根拠ある経営計画書が短時間で作成でき、金融機関に説明しやすい事
こういう事例を話しました。
これらは経営者にとって重要な課題だから、「生成AIでそんなことまでできるのか。本格的に使わないとやばい」と思ってもらったようです。
一通り「生成AI」の基礎講義のあと、一般的な相続税対策以外の事業承継で重要な「非財産相続承継の見える化」ノウハウを講義しました。
「うまくいく院政や失敗する院政」
「経営者が後継者に教えなければならない事項」
「事業承継10カ年カレンダーとはどういうものか」
「経営者の価値観や経営判断基準の承継はどうするか」
こういう事を事例を通じて、解説。
これもテキストに入れているので、それを見てもらいながらの講義です。
さていよいよ実際のプロンプトに情報を入力し、ChatGTPを使う場面です。
まず第1プロンプトとして、現状の事業承継の課題についての16個の質問と記入欄があるWordを各自のノートPCで立ち上げます。
そこに私が一つ一つ解説しながら、各自は質問の課題を入力します。
仕方が分からない受講者には会計事務所の職員が即サポートします。
この第1プロンプトは「非財産相続承継」の課題を整理するだけです。
この情報がいずれ「事業承継10カ年カレンダー」に影響していきます。
下記がそのプロンプトです。
この青部分に実際の各企業の実態を入力します。
これをコピペしてChatGPTに入力します。
第1プロンプトがChatGPTに入力できたら、現在の社長が行っている職務権限や意思決定の内容、決定に伴うルールを書き出します。
これは30の質問があるので、一つ一つをしっかり書いてもらいました。
今経営者が行っている職務や意思決定を今後、後継者や後継者時代の役員幹部にどう移譲していくかを決める重要な作業です。
これも入力したら先ほどの同じChatGPTにコピペします。
これまでの第1プロンプト、第2プロンプトをChatGTPの同じスレッドに入れてきたので、生成AIは学習しています。
今度は実際の名前や役職を入れて、今後10年間にどういう役職推移や職務範囲をしてもらうかの情報を入れてもらいます。
第3プロンプトではこの情報だけで結構です。
後は裏で設計された項目が、第1プロンプト、第2プロンプトで収集された情報を整理統合し必要なアウトプットを出していきます。
使ったプロンプトは下記です。
生成AI継栄塾では、実際のプロンプトフォームに参加者企業の実態を記入し、チェーンプロンプトとしてChatGPTに読み込ませ、必要な生成物を出します。
こういう経験を通じて、経営者や幹部が自然に生成AIを使ってもらう事が目的です。
しかし、これまでコンサルタントが有料で行っていたサービスが、こうも簡単に生成AIで作成できるとなると、本当にコンサルタント業界はやばいと感じます。
6月末から7月にかけて、いよいよ当社のプロダクトである「経営ナビAI」が公開されます。
昨年から準備して、基本的なシステムは上場企業のグループ会社である㈱クロスオペレーショングループが開発し、当社がOEM供給を受けた仕組みです。
●中小企業経営者や幹部が経営管理やマネジメント、人材育成で日常的に使える生成AI
●コンサルタントや会計事務所等の経営支援の方々が顧客企業の現場でコンサルティングが簡単に使える生成AI
を目指して開発してきました。
この「経営ナビAI」とはどういうものか?
専用サイトオープン前に詳細を公開したいと思います。
生成AIを使わない企業の3大誤解は
●セキュリティの問題
●ハルシネーションの問題
●著作権の問題
です。
セキュリティの問題では「入力したデータを生成AIが学習して漏洩するのでは?」と。
しかしこれも「有料版」や「API経由の法人専用生成AI」に場合、トレーニングデータとして使わないと約束されているので心配ありません。
ハルシネーション(生成AIが嘘を言う)についても、確かに間違える事は起こりますが、ヒューマンチェックをするようにChatGTPもGeminiも言っています。
鵜呑みにするのは人間の方が悪いので、確認すればいいだけです。
また著作権も、画像、音楽、映像、人物は注意が必要とのことですが、我々が普通に使うテキストでは、ほとんど問題ないとされています。
こんな誤解からの及び腰で生成AIを使わないのは、まさに商機を逸していると言わざる得ません。
そしてこのまま生成AIを使わず、時間ばかりが経過すると、どうなるか?
●いつまでも業務効率化できず、低い生産性のまま従業員を抱え、いつまで経っても賃金が上げられない
●生成AI活用が業務に組み込まれてないことで、求人しても新卒や若手は見向きもしない
●無駄な準備作業、無駄な会議、無駄な業務が横行したまま、従業員の疲弊が続き、離職者が後を絶たない
●生成AIを単なる「グーグル検索の延長線上の答え探し」の便利グッズだけで満足していると、いつまでも効率化は進まない
●法人専用生成AI」は優秀な経営コンサルタントを24時間365日使いまくれるのに、それを使わず、一から何でも自社で考えるなんて無駄
●従業員個人が勝手に生成AIの無料版で固有情報を入力して利用。セキュリティーリスクが高いのに放置したまま
●業務効率化や新たな企画を一番考えてほしい中高年の管理職が生成AIを利用させないから、幹部も活性化せず、給与の高いお荷物になってしまう
それでもあなたは「法人専用生成AI」を使いませんか?
『経営ナビAI』は他の「法人専用生成AI」とは大きく異なります。
一般の「法人専用生成AI」では、
です。
「経営ナビAI」は私が直接カスタムchatを作成し、顧問先でも使っているものばかりを上げています。
高度な生成AIや専門性の高い生成AIではなく、広く一般の社員にも簡単に生成AIを使ってもらう目的の為、バランスの取れたChatGPT4oをベースにしている。
またコンサルティングプロンプトがカスタムチャットに組み込まれている為、コンサルタントや会計事務所も経営者も幹部も使いやすい。
プロンプトをイチイチ考えなくても、「経営ナビAI」の方から、テーマに沿った質問がどんどんきて、それに答えてもらう「Chatリレー形式」なので簡単に経営課題改善の生成物が出てくる。
自社専用のChatGPT利用環境を構築するには、最低でも数百万円~数千万円は必要となります。
そんな中で、経営ナビAIは初期費用5万円、月々1万円以下~数万円で自社専用のChatGPT利用環境を得ることができ、有り得ない価格設計を実現しています。
経営ナビAIは当社独自でサーバー構築と運営を行っており、ChatGPT開発元である米国OpenAI社へのAI学習リスクをシャットアウトし、外部からの情報保護も強化しています。
その上で、アップロードされたPDFなどのデータを資料として利用することで最適化された答えを得ることが可能です。
ChatGPTを使いこなすには、プロンプト作成能力が重要でリスキリングの必要性が説かれています。
一方で、経営ナビAIは、当社が代わりに汎用的なGPTsを設計し提供することで、個人差が生じる能力育成に依存することなく誰でも業務で活用され、社内に浸透します。
経営者の困りごとや課題を眼の前で生成AIを使い、より具体的なアドバイスが可能になります。
ヒアリングや会話が苦手な職員でも、内臓されたプロンプトを使えば、ベテランやプロのコンサルタント並みの提案ができます。
一般の生成AIは自分でプロンプトを考え生成するので、プロンプト次第で生成結果が変わります。
経営ナビAIでは、目的の課題に対して、AIから質問がきて、それに答えるだけで回答が進むので、誰でも使えます
そして、その料金体系も分かりやすくしています。
生成AIから質問が来て、それに答えながら目的物を生成する「Chatリレー方式」を使っているので、プロンプトを一から考える必要がありません。
例えば標準掲載されているカスタムchatの一部です。
これ以外にも、30を超える「経営効率化」「人材育成」につながるカスタムchatが掲載されています。
更に、会員企業がオリジナルのカスタムchat(myGPTs)も作れるようになっており、その為のオンライン勉強会も定期的に開催しています。
近々、専用サイトもオープンして、申込を受け付けます。
オープニング価格として「初期設定費用が5万円→3万円とサービス価格」になります。
また、ユーザーがご自身で使用するだけでなく、自身のクライアントでも使ってもらうようにご紹介頂いた場合のインセンティブも用意しています。
是非あなた法人専用生成AI」で気兼ねなく、生成AIを業務で使ってください。
毎月支援している会計事務所の職員研修で、今回も生成AIを使った顧問先への経営助言の研修を行いました。
今回は弊社が7月にリリースする「経営ナビAI」の機能を使って、顧問先社長から一問一答式でヒアリングしながら、経営ナビAIに入力すると、20分後には第1次回答案が表形式で出る機能を使ってもらいました。
実際に監査担当職員が使ってみると、結構なアウトプットが出てきて、顧問先経営者との会話で経営助言が一気に進むことが確認できました。
6月下旬にリリースする「経営ナビAI」では、続々新AIカスタムチャットを追加しています。
今週、「KPI監査AI」と「会計事務所の求人票AI」「顧問先に指導する求人票作成支援AI」が完成して、テストアップしています。
既に検証済みなので、いつでも使える状態です。
では、それぞれのカスタムチャットのAIとはどういう物か?