先日、もう15年間経営支援技術の指導をしている会計事務所で、顧問先を集めた「生成AI継栄塾」の4回目が開催されました。
その時のパンフレットが下記です。

今回は「人事評価項目と判断基準」「等級別職能要件書」を生成AIで、参加者に作成経験をしてもらうものでした。

1,賃金制度設計のポイントを講義
「ナスよりベア」と言われるように採用や離職防止にも「基本給」や手当などの月例級をいかに上げるかが大事か。
また定昇、ベアの考え方や職務給、職能給、成果給などの違いと運営を解説しました。
ある中小企業の基本給総額を変えずに、職能給(役割等級)を導入した事例や、子供手当で社員満足と定着率が上がったケースなどを紹介。
人事評価の前提になる賞与評価と基本給評価の考え方をまず、講義しました。
2,行動評価配点基準付き人事評価 チェーンプロンプトへ入力
次に賞与評価を決める「行動評価配点基準付き型人事考課」の内容と運営の仕方を解説。
そして、Wordで用意した「人事評価AI チェーンプロンプト」でどういう生成物が出るか、事例をいくつか説明しました。
その後、Wordのチェーンプロンプトに実際に参加企業の情報を記載してもらいました。
下記の段階的なプロンプトに記載。

その後、下記の生成物ができます。

3,ジョブ型職種別等級別職能要件書 チェーンプロンプトへ入力
後半は基本給を決める「ジョブ型職種別等級別職能要件書」を作るチェーンプロンプトへの入力です。
これは職種別に必要スキルを定義して、同じスキルでも経験年齢(等級)によるアウトプットや成果の違いを明文化します。

このチェーンプロンプトの結果下記が生成されます。

これができると「等級別職能判定シート」が下記のようにできて、該当等級のスキルがあるかどうかの判断ができ、等級に維持、昇格、降格の判断につなげます。

これらの人事評価チェーンプロンプトを活用すると、人事コンサルや社労士の仕事が短期間でできます。
第1回目 生成AI継栄塾「SWOT分析、中期経営計画をAIで作成」